2020中学受験の記録

2007年生まれの首都圏男子。低学年は家庭学習で、5年生から四谷大塚に通塾開始しました。御三家中学目標に頑張ります。
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改めて自己肯定感の話 1

自己肯定感

自己肯定感と自己効力感


「自己肯定感」という言葉は、ここ数年、特に教育の現場でよく使われるようになった言葉だと思います。字義のごとく、「自分には価値がある」とか、「自分は素晴らしい存在だ」と信じられることで、その感情に根拠は必要ありません。先日、この自己肯定感について、非常に深く考える経験をしたので、そのことについて書きたいと思います。

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自己肯定感とよく似た言葉に「自己効力感」というものもあります。「何となく自分はできそうな気がする」ということで、新しいことや難しいことにチャレンジするうえで重要な動機となるため、教育やビジネスの現場で重視されています。自己効力感を高める方法はいくつかありますが、成功体験を積むことで高めていくことができるという意味では、いわば根拠のある自信といえますね。

これに対して自己肯定感は、自分を大切に思う気持ち、自尊感情ともいえるものなので、たとえば失敗して自己効力感が下がってしまっても、自分はダメじゃないという自己肯定感を持つことはできるわけです。逆にいえば、高い自己肯定感は多少の失敗があったとしても失われない自己効力感を支えてくれるのだとも思います。

2年生のとき荒れた息子を立ち直らせたのは


前置きが長くなってしまったのですが、以前、息子が2年生の2学期から突然の問題行動を起こしたことを書きました。大きな問題は続く3学期の中でほぼ収束し、3年生の1年間をかけて完全に落ち着くところまで行き、4年生の今となっては当時のことをある程度客観的に語るくらいにまでなりました。

先日、ある先生(A先生)が急に異動することになり、そのお知らせが来たときのことです。息子がぼそっと、「A先生にはボクが一番お世話になったな・・・」と言い出しました。息子は、大荒れの頃、気持ちが昂ると学級担任や学年を超えていろいろな先生にお話を聞いてもらうことで気持ちを落ち着かせてもらうことが良くありました。そうした対話の中で一番心に残った話が、「○○君(息子)が本当はちゃんとできるって心から思っている先生がいるよ、誰だと思う? 1年生の時の担任のB先生だよ。」とそのA先生がおっしゃってくれたことなのだそうです。前にも書きましたが、息子は1年生の頃は、ちょっといじけやすいことと給食を食べるのが遅いこと(笑)を除けば、全く問題のない子どもでした。

最初は、何だかまわりくどいな、と思ったのですが、よくよく考えてみると息子の自己効力感と自己肯定感の両方に働きかけているのですよね。なぜなら、息子は「ちゃんとできない僕」に自信を失い、また「そんな僕はダメだ」と打ちひしがれていたからです。A先生は息子の担任の先生ではなかったので、彼のことを良く知る前担任B先生の言葉として「大丈夫だよ」と彼に伝えたのだと思います。私は、随分前のこの会話のことを息子が子どもながらにしっかり記憶していたことに驚きました。「僕は、このA先生の言葉で、頑張ろうって思えたんだ」と言っていました。

実はさらにこんな話も


このエピソードに続いて、息子はこんな話もしてくれました。もう一人、自分を頑張る気にさせてくれた人がいる、それは□□さんのお母さん(Cちゃんママ)。実はこの方とは保護者会でお話するくらいで、特別なお付き合いのある方ではないのです。でも、1年生の頃の優等生の息子を知っている方なので、当時ちょっと悩みを愚痴ったことがありました。

息子によれば、CちゃんママはPTAか何かで学校にいらした時に、「1年生のときの立派な○○君を知っているよ。ちゃんとできるよ。応援しているから頑張ってね」と声をかけてくださったのだそう。

ありがたいことです


どちらの話も、その当時には全く知らなかったことですが、これほどまでに息子に影響を与えてくれました。息子は、もちろん自己肯定感や効用感などといった言葉は知るよしもありませんが、まさにこれらの言葉がけによって息子は頑張る力をもらえたのです。本当にありがたいことですし、私自身こうして言葉にして伝えるということの重要さを改めて知りました。また、自分の子どもだけでなく、他の子どもたちやまわりの人にもこんな言葉がけをしていきたいなと強く思った出来事でした。

後日、A先生には転任の前にご挨拶に伺うことができました。面識がなかったため、お声がけをしたら最初びっくりされたようでしたが、私が○○の母ですと申し上げたら涙ぐまんばかりにとても喜んでくださいました。最後に、直接御礼ができて本当に良かったです。感謝してもしきれません。

長くなりましたが、この一連の出来事とはまた別に、息子の自己肯定感について思うことがありましたので、続けて2で書き留めておきたいと思います。

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[ 2018/02/26 18:00 ] 小学校での生活全般 | TB(-) | CM(6)
その2の前ですが・・
こんにちは😃

思いがけず子どもに影響を与えるってありますね。
私がかけた言葉が息子の友達に影響を与えたことがありました。こちらとしては、息子にはない字が丁寧とか小さなことを褒めただけなのですが、その子にとってはとても嬉しかったようでモチベーションアップになったと、お母さんからとっても感謝されたことがあります。
そろそろ親の言うことを素直に聞けないお年頃ですし、親以外の大人に認めてもらういうのはいいことなんですね。

以前の職場で、自分がどんなに素晴らしいか延々と話す人がいましたが(実際優秀ではあります)、この人は子どもの頃に周りにあまり褒められたりしたことのない人なのかな〜?自己肯定感が低いまま大人になったのかな?と感じたことがありました。

その2の前ですが、うんうんと頷いて読ませていただきコメントしちゃいました。
[ 2018/02/28 09:24 ] [ 編集 ]
Re: その2の前ですが・・
ぽこぷりさん、こんにちは。コメントありがとうございます!

> 私がかけた言葉が息子の友達に影響を与えたことがありました。こちらとしては、息子にはない字が丁寧とか小さなことを褒めただけなのですが、その子にとってはとても嬉しかったようでモチベーションアップになったと、お母さんからとっても感謝されたことがあります。
> そろそろ親の言うことを素直に聞けないお年頃ですし、親以外の大人に認めてもらういうのはいいことなんですね。

ぽこぷりさんも、私と逆ですが似たような経験をされたのですね。何だか、子育てがそれぞれの親の専権事項みたいになって久しいですが、本来、子どもは社会の宝。コミュニティの中で育てられるべきだと改めて気づかされました。私も、もっとそういう意識を持って、まわりの子どもたちと接していきたいです。

> 以前の職場で、自分がどんなに素晴らしいか延々と話す人がいましたが(実際優秀ではあります)、この人は子どもの頃に周りにあまり褒められたりしたことのない人なのかな〜?自己肯定感が低いまま大人になったのかな?と感じたことがありました。

すごく興味深いです。能力高いのに、なんだかもったいないですね。逆に自己肯定感が高いことで、より良いパフォーマンスが挙げられるような気もします。ふむふむ。

> その2の前ですが、うんうんと頷いて読ませていただきコメントしちゃいました。

いえいえ、ありがとうございます。共感いただけて嬉しかったです。週テストの反省とかは、すいすい書けちゃうのですが(できたかできないかは別として 笑)、こういうちょっと重い話は書きたいんだけど、なかなか書けなかったりするので、レスしてくださる方がいらして励みになりました。その2は、もうちょっと先になっちゃいそうです 爆。
[ 2018/03/01 00:26 ] [ 編集 ]
言葉の力
自己肯定感、難しいテーマですね。大事だということは知っていても。

クラスの子や近所の子にも注意をしてしまい、落ち込むこともある私としては
救われる記事でもありました。
逆にクラスの子を何気なく褒めたら、とても照れてしまって・・・
というのもあり、難しいです。

先日、近所の小学生がゴミ捨て場に家から持ってきた資源ごみを投げて捨てたため、バラバラになったところを目撃し、お手伝いはよいことだけど、
ごみ捨て場が散らかるのは、みんなが迷惑だから直すように注意しました。

投げ捨てた子はいろいろ言い訳や文句を言って、何もせず行ってしまいましたが、
一緒にいた子が(兄弟でもないし、一緒にいただけの子)「ごめんなさい」と謝って行きました。心のやさしい子だなと思いました。

少しテーマからずれますが、「ごめんなさい」「ありがとう」が
きちんと言える子に育てようと改めて思った出来事になりました。

うちの子は小学校1年生の担任の先生の言葉を今でも言うことがあります。
言葉の力ってすごいですよね。

親の言葉は自己肯定感を育てるひとつのようですが
私自身に余裕がなかったりすると「言葉かけ」がよくないので、
気をつけたいと思いました。

パート2も楽しみにしていますね。

[ 2018/03/01 11:37 ] [ 編集 ]
Re: 言葉の力
skyさん、こんにちは。コメントありがとうございます。

> クラスの子や近所の子にも注意をしてしまい、落ち込むこともある私としては
> 救われる記事でもありました。

他のお子さんに声をかける、って勇気がいりますよね。でもskyさん、素晴らしいです。私も、面識のあるお子さんだと他人事に思えなくて、叱るはなくても注意できるのですが知らない子だと躊躇してしまいます。その子のためにならないのにね。

> 投げ捨てた子はいろいろ言い訳や文句を言って、何もせず行ってしまいましたが、
> 一緒にいた子が(兄弟でもないし、一緒にいただけの子)「ごめんなさい」と謝って行きました。心のやさしい子だなと思いました。

残念な子でしたね。折角、注意してもらえたのに。ネガティブなことって、愛がないといえないです。だって面倒くさいもん。そして、もう一人の子に救われた感じかな。他人からの批判を無条件に受け入れる必要はないけど、素直に耳を傾けるという姿勢は、自分の子にも身に着けてほしいものです。

> うちの子は小学校1年生の担任の先生の言葉を今でも言うことがあります。
> 言葉の力ってすごいですよね。

子どもって聞いてないようでいて、覚えてないようでいて、いろいろ分かっているのですね。私も、不用意な「言葉かけ」、よくやっちゃいます。反省しきりです。

> パート2も楽しみにしていますね。

いやぁ、大した内容ではないので期待しすぎないでください。でも、こんな重いテーマ、受験ブログなのにまずいかなと思ったのですが、意外とコメントいただけて嬉しかったです。みんな受験生の親だけど、その前にひとりの子どもの親なんですよね。
[ 2018/03/02 00:36 ] [ 編集 ]
人に認められることは大きい
自己肯定感というか、他人から認められているという、承認欲求を満たされているかどうかというのは、すごく大きいと思います。

自分自身のことで恐縮ですが、中学時代は上位だったので、要するに周囲からの承認欲求が満たされていたわけですが、
高校では勉強に興味のない私は深海魚で、、、
まあちょっとトンデモないゴリゴリ管理系進学校だったこともあって、できの悪い子にはすごい言葉を浴びせる先生が多く、
本気でクズ呼ばわりされてました(~_~;)

そのときは本当になんか気持ちがささくれだって、荒れてた気がします。
私は芸術系の才能はあった訳ですが、勉強が出来ない子は存在価値なしみたいな価値観の中で、
そんな環境に身をおいてはいけない、それこそ人をダメにすると思いましたねぇ、、、、


ただそういう学校でも自分の才能をちょっと面白いと思って擁護してくれる先生も何人かいて、
芸術系能力から論文得意だったためか?テストさんざんでも、国語科目系の先生たちはすごく褒めてくれて、私は心を保てた気がするのでした。

自己肯定感があると頑張れる。誰かが自分のことを見てくれてて、認めてくれていると分かると人は救われる。そんな気がします。

そこばっかりは親だけではダメで、人間は社会生活を営む生き物なので、他からの承認がいるのがやっかいではありますね(^_^;)


おぼっちゃまの2年の先生は、対応がまずかったように思います。
学校の先生だけは、個々のよいところを認めてあげる存在で、健全な子供達を育成する立場であってほしいですけどね、、、
間違いを正すにしても、導き方次第な部分があると思うのです。低学年の子ならなおのこと。。。

荒れ荒れ中学のヤンキーでも、高校で認められて更生した子も結構いて、先生の対応力は影響大きいと思ってます。

ちゃんと自分で乗り越えて、今客観的に考えられるおぼっちゃまは大人の階段を一つ登ったんですね(o^^o)
[ 2018/03/04 13:07 ] [ 編集 ]
Re: 人に認められることは大きい
林檎のドレイさま、コメントありがとうございます。

> 自己肯定感があると頑張れる。誰かが自分のことを見てくれてて、認めてくれていると分かると人は救われる。そんな気がします。

自己肯定感は他からの肯定や承認によって育まれるのですよね、やっぱり。「自分で自分を褒めてあげたい」といったマラソン選手がいましたが、それは大人の話であって、発達途上の青少年にとって親の影響、先生の影響、まわりの大人の影響というのは、こちらが思う以上に大きいものなんですよね。私も、こういうことって、言葉としては知っていたつもりだったけど、実感を伴って理解したのは、この経験を通じてだったと思います。

> おぼっちゃまの2年の先生は、対応がまずかったように思います。
> 学校の先生だけは、個々のよいところを認めてあげる存在で、健全な子供達を育成する立場であってほしいですけどね、、、
> 間違いを正すにしても、導き方次第な部分があると思うのです。低学年の子ならなおのこと。。。

多分、関わった人たちが少しずつ、もうちょっと違う対応ができていたら、状況は変わっていたのかなぁと今は思います。でも、息子の場合、このA先生のように認めてくれる人がいて、3年生の先生の神対応があって復活することができました。親も今にして思うと、学校でやらかしてきたら家庭では同じことで叱ったり悲しんだりするよりは、「大丈夫、今度はもっとうまくやれる」的に励ましに徹した方が良かったような気もしています、正解はないけど。

> 荒れ荒れ中学のヤンキーでも、高校で認められて更生した子も結構いて、先生の対応力は影響大きいと思ってます。

うちは一人っ子なので、この経験を直接生かせる子はもういないのですが、(あ、もしかして、また近いうちに思春期反抗期で生きたりして ( ;∀;))、先生はその何倍も経験値ありますものね。その意味では、2年時の担任の先生が何かしら気づきがあれば良かったと思うし、神対応の3年時の担任も、もしかしたらそういう体験あるのかなぁって思ったりもします。学校の先生って、学業のことは学校で学ぶけど、生活指導的なところはOJTに頼っているところもあり、そういうところも難しいところですよね。

> ちゃんと自分で乗り越えて、今客観的に考えられるおぼっちゃまは大人の階段を一つ登ったんですね(o^^o)

うふふ。林檎のドレイさま、それは間違いないです。でも、階段はまだまだ続いているみたいです(爆)
[ 2018/03/04 20:04 ] [ 編集 ]
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